PICTURE BOOK INTRODUCTION 絵本紹介

TITLE たいとる

もんぐらかっつあんの歌

もんぐらかっつあんの歌

●著:飯野 和好

発売日:2026年06月10日頃/価格:2,750円/出版社:童心社/ISBN:9784494023561

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絵本大好き / 3歳

こどもと楽しむなら

小さな町の駅前広場に、もんぐらかっつあんがあらわれます。子どもたちが呼びかけると、ひょうきんな踊りでこたえてくれる、ちょっと不思議なおじさんです。でも、その人には、戦争でつらい目にあい、帰ってきても家族や家を失ってしまった過去がありました。おかしさの奥にあるさびしさや、誰かの人生を思う気持ちにふれられる絵本です。

おうちで読むなら

飯野和好さんが子どものころに見かけた人物の記憶から生まれた、静かな重みのある絵本です。子どもたちから見れば「不思議なおじさん」でも、その人にも名前があり、過去があり、戦争によって大きく傷ついた人生がある。そんなことを、物語を通してゆっくり感じさせてくれます。小さなお子さんには大人がそばで読み、読み終えたあとに「どんな人だったんだろうね」と話せる一冊です。

図書館・施設で選ぶなら

戦争、記憶、地域の風景、名もなき人の人生をテーマにした絵本として選書しやすい作品です。3歳からと案内されていますが、内容の背景を考えると、小学生以上への読み聞かせや平和学習、戦争の記憶を考える展示にも向いています。飯野和好さんの実体験に根ざした作品であり、ユーモラスな人物描写と、戦争が一人の人生に残した影が同居しています。平和絵本、地域の記憶を扱う本、戦後80年に関連する選書にも組み合わせやすい一冊です。

この紹介文は、出版社等の公開情報をもとに、絵本選びの参考として作成しています。

車岡 2026.06.10 Review

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